尊徳の製作によるものと伝えられている、三河国報徳社の社宝です。服部家奉公中に懇意にしていた藩士松下良左衛門に預けたものです。その後、尊徳の門人、福山滝助の手で20有余年間秘蔵され、滝助老齢時に三河国報徳社に寄贈されました。二つに割ることができます。
小田原藩主大久保忠真は文政元年(1818)に老中となり、江戸に向かう途中、酒匂川右岸の河原(現在の国道1号線の北側)に関係者を集め、領内に6カ条の告諭を発するとともに、出精奇特人ら13人を表彰しました。この絵はその時の状況を文久元年(1861)に描いたものです。当時、金次郎は、小田原藩の家老職である服部家の家政整理にあたっていました。
二宮家伝来資料の中から発見された貴重な資料です。縦48cm、横33cmの特殊な和紙に、縮尺300分の1で、3軒の屋敷と主家や小屋の配置、周辺の水路・道路・農地などが詳しく描かれ、必要な部分には測量値が記入されています。図の下方、「銀右衛門」とあるのが尊徳誕生の屋敷地です。 尊徳18歳の文化元年(1804)、伯父万兵衛の要望で、この屋敷地と伯父所有の他の地所とを交換することになりました。その際、尊徳が実測・調整したのがこの図面で、それは二宮尊徳全集の記事からも立証されます。
〒250-0013 神奈川県小田原市南町1-5-72 TEL:0465-23-1151 FAX:0465-23-1152 詳しい地図・交通手段はこちら